No day but today

ミュージカル関連をディープかつマニアックに語りたいがために作ったブログです。普段はTwitterでわっしょいしてます→@musicalamnos

ニューイヤーミュージカルコンサート2021@東急シアターオーブ Act2

本日初日のニューイヤーコンサートがさいっっこうでしかなかったので、セトリネタバレとともに勢い任せの感想をば!!のAct2

見るか迷ってて曲を知りたい方、セトリ知った上で行きたい方などはどうぞ!!

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1/10は配信もあるよ!!!

theatre-orb.com

 

Act1はこちら。

a-syamu.hatenablog.com

 

 

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Act2

1.Circle of Life(小柳)

幕が閉まった状態で、「なーーーーつぃごんにゃーーー」のアカペラが聴こえてきて途中から幕が開いて始まる演出!

セットの後方にミラーボールとかも仕込まれた大きな球体(オーブは球という意味もあるのでたぶんそれモチーフ)があるんだけど、それがゆっくりと上がって、日の出のようになっているのが良い。めでたいね。

 

2.Beautiful(平原)

3.You've Got a Friend(平原・中川)

ここでまさかのBeautifulタイム!!!

You've Got a Friendであっきーも出てきてそうだここBeautifulチームや〜〜〜!ってなりました。

こないだの帝劇で観られて、その後もサントラ聴き込んでたのでとても楽しかった…!

日本版サントラまだですかね????

 

4.The Impossible Dream(佐藤)

 

ここである意味のスタンダード楽曲が突然きたので逆にびっくりした。

イントロ聴いた瞬間もうシュガーさんに似合うのは想像ついたけど似合っていたな〜〜〜

帝劇コンでの福井さんや海宝くんの歌声を思い出して、その違いを楽しむなどしていました。

いやーシュガーさんは本当にど王道の歌声だなあ。曲の最後の音を上げるロングトーンが本当に心地良い!

 

5.Heaven on Their Minds(中川)

「それではここでロックミュージカルJCSから(おおおゲッセマネくる!)2曲!(!?)Heaven on Their MindsとGethsemane(うおおおお最高〜〜〜!!!)」ってなった。Gethsemaneだけだと思ってたところにこのJCS繋ぎはあまりにも嬉しい。

この曲のなにが良いって前奏よね!!ロイドウェバー天才だなと思う。歓声上げられないのが苦行です。

ロックミュージカル×あっきーは正解でしかない。曲が自由自在に動き回ってる。

この曲のあっきーはしっかりした、でもキラキラ装飾もついてる衣装で、それがまた次のGethsemaneに効くのです。。

 

6.Gethsemane(マイケル)

本命of本命。セトリが出た瞬間チケットを取りましたこの曲のために。

すっっっっばらしかったね。。

まず衣装が突然の本気。それまではみんな「コンサートのための」素敵な衣装を纏っている中で、白の7部丈くらいのシャツ(?)、シンプルな役のための衣装。

そしてめちゃくちゃ本気を出してくる照明。球体のパーツへの光の当て方で十字を浮かび上がらせるところから始まりまあ!まあ本気がすごい。

歌唱パフォーマンスは息を止めて見入ってたせいで記憶がないです。真っ白です。

凄すぎたしめちゃくちゃ好きだった。。感情と〜〜〜歌唱の〜〜〜バランスよ〜〜〜

なんかこう、そもそもこの曲にチャレンジする人ってある程度歌唱力ある人だと思うし、それでもまず歌いこなすのに相当な難しさがあってそこからはまた芝居のバランスだとか好みだとか出てくるからほんと難しいよな。。

(去年のJCSコンのGethsemaneは正直私はあまり響かなかったので、もう私はベンフォスターとパクウンテと海宝直人のGethsemaneを抱えて生きていくぜ…って思ってたけどすごい勢いで飛び込んで来られたのでこれからはマイケルリーも抱えて生きていきます)

この次がトークで1回全員出てきたんだけど、それでも止まない拍手。いやこれはショーストップだよ。叫べなくて辛い。

 

渾身のGethsemaneにぐったりする観客に向けて爽やかに告げられる、「それではここからはニューイヤーコンサート恒例!皆さまへのお年玉!出演者それぞれの代表曲を歌っていただきます!」。

正気か??ここからそれが始まるのか???休憩ください。

 

…休憩もらえません。

それぞれコメントとともに曲紹介をして、「それでは5曲続けてお聴きいただきます!」コメントは各曲の方に。

 

7.Bring Him Home(佐藤)

 

この曲では神と通じているような感覚になる。バルジャンあるあるだと思うんですが、コンサートでもつい左下にいるマリウスに向かって歌ってしまう。今日は誰もいないんですが「なんで下を見て歌ってるのかしら?私の方を見て!」と思わずに、マリウスがいるんだなあと思ってください。からの。

確かにがっつりマリウス(幻)を見て、マリウスに歌ってましたねww

前回のレミゼではわりと早々に喉の調子がしんどくなってしまったしゅがバルだけど、調子の良かった時とか、製作発表でのBring Him Homeがとても美しくて好きだったので、今回聴けて嬉しかった。

この曲は、音域的に色んな声を切り替えて歌う人と、全部同じ声のところで歌える人とがいると思うんだけど、シュガーさんは後者ですごく滑らかだし特に高音の美しさは絶品なのよね。。

今年のバルジャンも楽しみにしております。

 

8.メリーポピンズメドレー(平原)

 

メリーポピンズは厳しくて、今回初めて本公演の歌詞で歌える許可が出た。英語か映画の歌詞で歌うのかなと思ったのでとても嬉しい。

ということでメリー風の素敵な衣装で。

2018年で3年前らしいね…びっくり…でも歌声と歌詞と、ちょっと仕草や姿勢であっという間に本公演のことを思い出せる。セットや登場人物たち。メリポピ良かったなあ。。

先月ホリプロコンで大貫バートを見られたので脳内合成であーやメリーと大貫バートを並べておきました。

あとスパカリ聴いてると柿バートの曲間の「いっくぞー!」が脳内再生される。。

再演はするものと思ってるけどいつになるのかなあ。。

 

9.Can't Take My Eyes Off You(中川)

 

ジャージー・ボーイズという作品はオーブと縁が深い。2015年に来日公演があって、日本公演のコンサートバージョンをオーブで上演して。去年本公演をするはずだったけど出来なくなってしまって、でも代わりにコンサートバージョンで上演ができた。それも以前にオーブでの上演があったからこそかなと。

何回聴いても上手いな!

あっきーが話したオーブでの来日公演も、コンサートも観ていたのでその時のことも思い出しつつ。

16年日本初演で2年後にコンサート版と再演、2年後に帝劇公演(のはずだった)って、5年でそこまで行ったのってやっぱりすごいよなあ。。

 

10.Listen(小柳)

代表曲というわけではないんだけど、当時すごく心に響いて大好きでカバーもさせてもらった。ぜひこの曲をと言っていただいて光栄だったけど体力がいる曲なので、、、頑張ります。

いやーバランス的に小柳さんの曲数少なめだったけど、断然この曲が凄かった。

すごくパワフルで想いがこもってて、でも聴きづらさがなくて、やっぱり上手いですよね(結局これ)

今まで聴いたListenで一番好きだったかも、くらい。

疑ったわけではないけど、ご本人にとってこの曲が相当の衝撃で大好きになってというのが言葉にせずともその歌唱から伝わってきました。とても良かった。

 

11.Le Temps des Cathedrales(マイケル)

 

ファンの多くはこのノートルダムドパリで自分のことを知ってくれたのではないかと思う。ということで。

この曲もまあ日本で聴く機会はなかなかないよね!!!

グランゴワール風?普通に衣装か?水色のコートを羽織っての韓国語歌唱でした。

この作品の曲は本当に転調が好きだよなwww

1枚1枚ゆっくり幕を上げていくようなスケールの大きさと、転調して音が上がっていくにつれて増していく声量と広がる歌声、階段のように登っていく音の運びにまったく揺らがぬ音程。

まあそもそもこのコンサートにおいて誰かの音程が怪しかった瞬間など皆無だったけども。

 

12.Seasons of Love(全員)

アンコールとしてこの曲を(セトリには記載なし)。

1回幕が下りた一瞬でまいけるりーの上着が黒ジャケットに変わってましたw

行ってないない年もあるけどニューイヤーコンではわりと定番曲かな?

この曲、歌が上手い人が揃うと、え?この少人数でこんな厚みのあるハーモニーなの???ってなるんですよね。。

それぞれ歌声の個性はバラッバラなのに、声を重ねるとなると見事に厚く美しい音色になるのがさすが。

通常ソリスト2人くらいが担うソロパートも5人全員に割り振られてたのもとても良い終わりでした。

 

わああっとスタオベ。そして再び幕が下り終わったらちゃんとすっと終わる客席。そして規制退場。

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ということで、2幕ますます息つく間もないセトリで最高でした。。

全員個性の違う歌い手で、その全員のレベルが高く、シンプルに歌唱のみに集中が出来て、でも声を合わせるとぶつかることなく素晴らしいハーモニーを作り上げ、セトリもなかなか聴けないんだよこれを!がバシバシと詰め込まれ、照明始め演出も抜群で、

至高のコンサートってこういうことだよなあ…と思いました。

プロの仕事する人しかいないんだわ。。最高でした。

残念ながらここまで揃うものってなかなかないのが現状だと思うので、コロナ禍だからこそ実現したこの奇跡のようなコンサートをぜひね、、

ミュージカル曲をあまり知らないよって人には聴きなれない曲もあるかもしれないけどそれはそれでぜひこれを出会いとしてもらって。

どうしようかな〜〜〜くらいの気持ちがある方には観て聴いてもらいたいな。。

ということで10日は劇場公演+配信もあり、11日は劇場公演もあるので!ぜひ!

では!