No day but today

ミュージカル関連をディープかつマニアックに語りたいがために作ったブログです。普段はTwitterでわっしょいしてます→@musicalamnos

見てないなりに見た動画たち

 

さてみなさんお元気ですか!?

「スタオベの映像」を見るだけで目頭が熱くなる今日この頃です。

最近の若者はテレビじゃなくてYoutubeを見るっての、わりと一部だけの話だと思ってたけど案外そうでもないらしいですね。

この状況になって色々と舞台関係も動画がUPされるようになって、

全然ついていけないし映像長時間見るのに慣れてないんだけど、そんな中でもこの辺はわりと見て楽しんでいるので記録用に。

 

いやご紹介せずともミュオタ全員登録してるのでは?ってレベルの有名どころばっかりだけどな!

(なんか久しぶりにブログ書きたかったんだよ。。)

 

 

単発動画

"You Will Be Found"

これ最近のクリティカルヒットです。

ミュージカルDear Evan Hansenの楽曲を福田響志さん訳詞日本語歌詞で。

日本では未上演ですが2017年トニー賞を色々取ってた(ざっくり)作品で人気も高い。

Waving Through a Windowがダントツで有名だと思うんですけど、この作品基本曲がすごく良いのでぜひサントラ聴いてみていただきたい。

個人的にこの動画きっかけでブームが再来。ここ数日は永遠にDEHのサントラ聴いてる。

作品も観てみたいっす。。

youtu.be

以下、個人的な推しポイント!

・参加メンバー

大箱主役タイプはかっきー(柿澤勇人)くらいですが、アンサンブルだったりで名前は見てるけど個々の歌声はあまり聴く機会がない、という人たちが多い。

13人という人数がちょうどよく、それぞれのソロパートもしっかりあるので改めて歌声を認識することが出来るのが嬉しい!しかも個性豊かな歌声なので楽しいです。

あとソロの部分はさりげなくずっと名前が表示されてるのめちゃくちゃありがたいです。

・こだわりが感じられる

いわゆるDEHのカラー(青系と白)で服装を揃えていたり(しかも程よいばらけ具合!)、ここでは横向きで目線を合わせずに、ここでは正面向きでカメラに目線を合わせて、とかの細かい向きが揃えられていたり、リモートの動画ながら「演出」がしっかりなされているなと思います。こだわりと愛情を感じる。

・訳詞が良いぞ!!

なんだろうね、好みかもしれないけど、訳詞がすごくこの曲に合ってる感じがする。

大箱の古典ミュージカルぽくない、あえて音の数と文字数がぴっちり揃っていなかったりとか。この音で伸ばすようにするんだ!とか。

あとまあこれはかっきーが好きだからというフィルターがかかってるかもしれないけど、そんなちょっと音が多い訳詞の中での「ひとりでは立てない 目の前は暗闇 たとえ倒れても You will be found」のストンとはまる感じもとても好き。

 

"Still"

アナスタシア本来千秋楽の予定だった日に突如投下されたこちら(爆弾)

何がすごいって、本役のお2人(山本耕史さん、遠山裕介さん)で、本番で使われた日本公演歌詞!!

完全に想定外だっただけにびっくりしたし嬉しかった〜!

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耕史さんのアングル格好良すぎかよ。。

(場所的に遠山さんはあんまり大声出せないんだろうなという感じのそっと歌う感じもツボですw実際の舞台は声量凄かったな〜)

製作発表でも歌唱披露はアーニャとディミトリだけだったのでグレブの曲が歌詞込みで動画残るのはありがたい限りです。

 

"Shows at Home 民衆の歌"

これはみんな見たっしょ。動員人数がやばそうな人たちを集めた総動員数のやばい動画。

動員数で殴るやつ。

単発ではなく何かしらシリーズ化を見込んでのスタートっぽいので楽しみにしたいと思います。

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以下ポイント(敬称略)

・寝起きの小西遼生(※美の象徴)

・風呂場の宮澤エマ

加藤和樹「戦えそれが自由への道」(フラグ)

・がっつりヘッドフォンを使用する田代万里生海宝直人ご両名。

・「自宅の音楽スタジオ」というパワーワードを繰り出した、「シシィは俺の嫁。」強火オタ万里生フランツ(かわいい)

 

 

チャンネル

”The Shows Must Go On!”

ロイドウェバー作品関連が毎週末48時間限定でフル公開されるやつ。

シンプルに毎週末やってネタが続くのがすげえ。

やはり有名どころなので円盤持ってるものもあるんだけどついつい毎週見ちゃう。

48時間限定となると逆に見るタイミングを見つけやすいみたいなところあります。

贅沢なBGMにも出来る!(?)

なんだかんだALWは一通り手を出しておいて損はない。だって曲が天才だもん。

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クロネコチャンネル”

これはじっくり見る(というか聞く)用。

西川大貴さんがゲストを呼んでトークする動画。

今のところ、第1弾昆夏美さん、第2弾海宝直人さん、第3弾小野田龍之介さん(前編)が公開されてます。

あのね、面白いです。興味深いという意味で。

やっぱり俳優同士だから引き出せる話だとか、話の視点とか、深掘りするところとか、そういうのがあるなと思うし、そういうのって興味深いんですよね。

パンフとか雑誌のインタビューとかじゃこういうのはなかなか聞けないなーというのが正直なところです。今の時期ならではの話とかもあるしね。

個人的には発声の話が特に面白いなーと思ってる。自分が劇場で耳で聴いて感じるものが本人はどういう感じでやってるのかってなかなか知る機会ないので。

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”love musical love theater”

 

中川あっきーからスタートした歌企画。みんなで1動画、ではなく単独動画のリレー形式。

東宝縛りかと思いきやそうでもなかった)

わりとゆったりペースかつ色々企画もの出て来てるので立ち位置が難しくなってる感ありますが←

わりと先駆け的な感じでしたよね確か。

個人的にはこれアンカーは芳雄さんで決まってるんだろうなと勝手に思っています←

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”魅惑のかちひろこ”

すごい。センスがぶち抜けている。

いろんな舞台でアンサンブルで拝見してきてお名前は知っていたけど、ツイッターもフォローしてなくて舞台外でどんな方かまったく知らなかったんですよね。

面白すぎて怖い。

かと思えば1番はじめに紹介したDEH動画にも参加されててそことのギャップやばい。

あとヘアスプレー中止にあったってのブログは泣きました。

なんというか、、すごく土壌が豊かな方なんだろうなあという気持ちを抱く今日この頃。動画おすすめです。

動画の内容が面白いというよりは可知さんの繰り出す言葉や表情や間が面白い。

面白打率が超高い面白いおひと。センスしかない。

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”一色洋平”

端的に言うと山の中で朗読をする動画をUPされてます。

…意味分からない?文字通りです。

「山の中で朗読をする動画」という言葉からイメージするものに面白みないじゃないですか?面白いんだわ。。

可知さんの面白さとはまた違った、、軽やかな面白エッセンスが散りばめられている、そんな感じですかね。

あと面白いんだけど朗読部分は普通に聞き入ってしまうし、解説が勉強になるww

すごく面白い国語の授業って感じ。こんな先生いたら国語の授業が待ち遠しい。

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遡ること昨年秋、本編より面白かったという噂があったとかなかったとかのラヴズ・レイバーズ・ロスト動画がありまして。

この動画を編集したのがこの一色さんで、印象的だったのでYoutubeチャンネル始められたということで気になって見始めた次第です。

 

おまけ

(期間限定配信で終わってしまったやつ)

高慢と偏見

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(今は有料レンタルと購入ができるっぽい)

タイトルからドロドロしいものを想像してたら全然違いましたwww恋愛もの。

ダディ・ロング・レッグズの作曲者ポール・ゴードンの作品なんですけど、同じ人の作曲なの分かる〜〜〜!!って感じ。

良い曲たくさんある。あとオープニングナイトなのにみんなとっても歌が上手い(本来それが当たり前や。)ので楽曲が活きてて良かった!

なんかこう、ダディ好きな人は好きだろうなー!って感じで私はとても好きだった。

キャスティング間違えなければ(大事。とても大事。)日本でも受け入れられるだろうなーと思うので上演待ってます。

 

トゥーランドット

トゥーランドット[新制作] | 新国立劇場 オペラ

TLで話題になってたので駆け込みでばーっと見ました。

オペラってどうも楽しみ方が分からないので全然経験値がない&トゥーランドットもちゃんとしたオペラとしては見たことがなかったんだけど、

これは「演出の力」を感じるやつでした。

同じスコア同じ筋書き(たぶん)だけど演出で観る側が受け取るものをコントロールしてまったく違う印象を抱かせるやつ。

本来のトゥーランドットって、

王女が求婚者に結婚の条件として3つの謎を出して正解を出せなかったら斬首していたけどとある男がすべての問いに答えられてしまった→やだやだ拒否ってたらもし夜明けまでに自分の名前を知れば私は死にますよ!って打診される→唯一その男の名前を知る召使いの女(男のことが好き)を見つけ出し拷問→召使いは彼への愛を貫いて口を割らずに死ぬ→心動かされた王女は男を受け入れる→約束の時間より早く男は王女に自分の名前を教えるが、王女は民衆に向かって「彼の名は愛!!!」と宣言する→ちゃんちゃん♪

みたいな話なわけですが、

その、「召使いの献身を見て心動かされた王女は男(カラフ)を受け入れる→めでたし」を完全に覆してくるわけです。

これ演出もほおお!と思うけど、ちゃんとそれが伝わってくる芝居じゃなかったら成り立たないなとも思いました。トゥーランドットに要求される芝居力よ。

当たり前of当たり前だけどオペラも歌えばいいって話じゃないんだなってのを改めて思わされるやつでした。 

 

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とまあこんなところですかね!スッキリ!

 

みんな元気に劇場で会える日まで、各々気をつけて元気に過ごしましょう〜