No day but today

ミュージカル関連をディープかつマニアックに語りたいがために作ったブログです。普段はTwitterでわっしょいしてます→@musicalamnos

フランケンシュタイン日本初演の覚え書き 2幕その1

さて2幕。

結婚式

♪平和な時代〜リプライズ〜

3年の月日が経ち、コーラスで幕開き。

アンサンブルのドレスは1幕とは別のもの。より落ち着いた感じで素敵。ですがわりとすぐはけてしまうので残念です。

アンサンブルの間を通ってジュリアが登場。

途中から階段の上にビクターが登場して2人で愛のデュエット。

ここ、ジュリアが気配で気づき笑顔で振り返ると階段の上にビクター!って構図がなんとも宝塚のデュエダンぽくて、キムが迎える側かぁ…とか思ってました。(どうでもいい)

愛してる永遠に〜もう決して離れない〜的なミュージカルではよくある歌詞の曲ですが…

このシーンがまたどうにも解せないポイント。

<韓国版>

1幕ソロと同じく結婚式シーンはばっさりカットです。

一応結婚はしているけど特にラブなシーンがあるわけでもなく、ビクターは怪物を探し続けている、というような展開だったと思います。

 

なぜ急に結婚!?ビクターが愛を誓うだと!?となった方も多いと思うし、私も不自然だと思っています。

1幕で描かれた手がかりとしては、

・幼馴染でお互い好意は持っていた

・私と結婚して!必ず戻ってくる。とやりとりはしていた

とはいえ大人になったビクターはほぼスルー。

アンリ処刑前のときに、

「信じてる (あなたが)選んだ道」

「僕といたら君も呪われるよ」少年時代と同じ言葉

「それは遠い日の罪の幻」「僕のそばで君が傷つくこと 今もそれが怖いんだ」

というやりとりがあり、触れようとするジュリアを避けるビクターという描写がある。

別にビクターはジュリアを嫌っているわけじゃなく、むしろ平和でいて欲しいから自分から引き離しておきたいという想いがあるはず。

とはいえかっきービクターから見える想いは男女の愛情とは違うし、大切な幼馴染ではあるけど自分のそばにいて欲しいとは望んでいないと思った。

実験やアンリの方がよほど大事なように見えるし。

 

確かにビクターが誰かと結婚するならジュリアしか(いろんな意味で)いないと思うけど、それはジュリアを受け入れた形であって、ビクターが人が変わったように愛してる!とか言ってみてもどうも違和感。。不自然だし本気なのか疑いたくなる←

 

雷が鳴ると怯えて窓の外を確認するビクター。

「大丈夫、誰もいないわ」と言われても落ち着かない。

その後のセリフで、1幕から3年がたった、ステファンもビクターを受け入れた、エレンとも仲直りした

でもビクターだけが過去に囚われている、国境付近までくまなく探したけど見つからない

などが説明されます。

「やっと結婚できたのよ、せめて2人でいるときくらいは私を見て…」と言われ、ごめんジュリアと額にキスするビクター。

 ステファンがビクターを受け入れるのはともかく、エレンと仲直り?仲直りすることか?と思うけど。。

結婚してもビクターが心あらずなことは伝わる。

((結婚に関しての解釈はなんとかひとつ見つけられたので、関連する♪後悔の部分で書きたいと思います。))

 

そこに駆け込んでくるメイド。

ステファンが戻らないので探したら飼い犬が森で獣のようなものに噛みちぎられていた。

って話なんだけどメイドにしても(ジュリアの)執事にしても結論を早よ言えや!!と思います←

仕える者の立場で緊急の用事を伝えるんだから結論から言わんかーい。

 

町人が森の中ステファンを捜索。

まずステファンが市長だったんだという発見ですよね。

だから民衆も捜索を手伝ってくれるのかな。

水晶玉を手にした占い師の老婆が登場しますがなんのためにいるのかは分からない。

韓国ではCrazy Wowanという名で、やっぱり登場意義は謎だそうです。

 

 

周りから人々がいなくなり、ビクターが1人になったタイミングで怪物が登場、

「ビクターフランケンシュタイン、俺の創造主よ」と呼びかける。

出て行ったときは獣のように動き、唸り声を上げていた怪物が、まっすぐに立ちビクターに言葉を投げかける、そりゃびっくりする気持ちは分かるけど、

「お前、、しゃべれるのか」は酷いよね。

ここで再会できた喜びや過去の行動を後悔する意思を見せていたら違っただろうに。

「アンリ!」と呼びかけるもその男の記憶はない!と怒りを見せる怪物。

実験日誌をビクターに投げつけます。

実際、このときはまだアンリの記憶は戻っていなかっただろうと私は思う。

 

怪物の初めての記憶はビクターに首を絞められたこと。

1幕で観客が見たあの、痛い苦しい!酷い!って辛そうな顔、あのときが最初の記憶。辛すぎ。。

つまりルンゲを噛み殺したのは完全に本能で防衛しただけだったんだよね。

 

「お前の望みはなんだ」と尋ねるビクターに、味わった地獄と流し続けた血と涙の話を教えてやると歌い始める怪物。

途中まで話を聞いているけど、森の中の回想シーンでそのまま「過去のビクター」として民衆に混じり、はけていきます。

 

しばらく森の中にこもって生き延びていたけど、ついに食べ物がつき村里に下りていった怪物。

下りていったタイミングで熊に遭遇してカトリーヌを助けたのかな。

 

自分の犬を食べてしまった怪物を探すエヴァとその手下たち。

そのすきに逃げようとするカトリーヌ。

やっぱりキムはカトリーヌの方が生き生きと演じているように思う。

体勢も低くガニ股でジュリアとは別人のよう。

助けて見せにきたのに殴られ、捕まってしまう怪物。

 

闘技場

♪欲と血の世界

もう濱田めぐみオンステージ。

曲のタイプとしてはアリスインワンダーランドの帽子屋系。

広い音域、地声からファルセットまで自由自在に操るめぐエヴァ。圧巻です。

特に楽日はこぶしきかせまくり。あのまま音源が欲しかった。。

めぐエヴァの♪あっあっあっあっあっあっああっあっあー のスタッカートが死ぬほど好き!

 

ダンサーは女性のみ。よく東宝系で観る娼婦ダンサーっぽい衣装です。

個人的にはああいうのあんまり可愛くないと思うし髪の毛もくるくる盛り盛りでなんだかなー

エヴァたちの手下の薄めのゆるっとしたベスト着た男たちも傍で思い思いに踊ったりしてます。

残りは階段にいる金持ちそうな客たち。闘技場の戦いに賭けていたり、気に入ったダンサーにお金をあげたり。

個人的には階段1番上から恍惚とした表情でダンサーにお金を握らせる谷口さんが印象的でしたww

あとはイゴールの存在感ね。

フライヤー見ただけで、こんな役あったっけ…??と混乱したもんww

顔は白塗り、頭の上にはボーリングのピンのようなものがあり、ダンスはキレッキレw

 

怪物は自分から攻撃はしないけど、強いので負けない。

ただとどめを刺さないので観客もエヴァたちもそれが不満なようです。

 

試合も終わりエヴァの歌い上げ後、大きな拍手の中しれっと上手から出てくるジャック。

「センキューグラッシアスーメルシーダンケーからのーカムサハムニダ系〜サムギョプサル系〜」と言いながら股間にステッキを挟んで腰を振りまくるジャック。早速なんか下品ww

(2/19追記)博多仕様で「ばり会いたかったと〜♡」は可愛かったw

 

そこにフェルナンドが現れ、利子を返せないなら担保に闘技場を差し出せ。明日の試合でチューバヤ後藤さん(フェルナンドの飼っている男、強い)に勝てたら支払いを3ヶ月待ってやろうと持ちかけます。

「それが〜最近〜不況で〜」と声を震わせて杖を頼りによろよろ歩くジャック。

ちょっと私テレビ俳優に疎いので分からないけど誰かの真似なんですね。

後半には、フ「それは誰の真似だ〜」ジ「日本の俳優さんです〜」フ「誰だか言ってみろ〜」ジ「大人の事情で言えないんです〜」とアドリブが続いてた。

楽日には、フ「今日だけは言ってみろ〜」(めぐエヴァ吹き出して後ろを向いてしまう)フ「それはき(?)がつく人か〜?」ジ「つきます〜」

(2/19追記)フ「博多弁はやらないのか」ジ「最近不況っちゃ」フ「それであってるのか?」ジ「あってるっちゃ。。あってるけん!」

 

フェルナンドが去ったあと、エヴァ「私たちにはあの怪物がいるじゃない!」

ジャック「あいつ最近思春期なんだよ。」

ゴルフのショットをしながらだったりしゃがみこんでいじいじしながらだったり。

楽日には水を掛け合うアクションをしながら「あはは!やめてよ〜!ほらー水着着てないんだから!やだー」みたいな1人芝居をするジャック。自由すぎるww

 エヴァがジャックをバシバシ叩いて「夫として役立たずなんだから商品の管理くらいちゃんとやってよ!」がベースのセリフだけどここはめぐさんもフリーダム。

叩かれてジ「痛い痛い!セリフ最後まで言わせてよ〜!」

「夫として役立たず」は明らかに性的な方向を意識。股間をバシバシする回が多かったww

 

牢獄

場面の転換はジャックが闘技場から梯子を登り牢獄の上から扉を手で指し示す。

何がというわけじゃないけど鮮やかで目を引くんだよなあ。

 

引き出された怪物に、実験日誌を見せるジャック。

「びくたーふらんけんちゅたいんのじっけんにっちー!」

「こんなことがあるのか!つって!ある(首ブルブル)のか!つって!」

「ところでさー最近さーこの闘技場のさー評判さーガタ落ちなんさー!」

「生命の想像をしようとおも、ふ☆」

前半は3分クッキングのパロディだったり星三つ!だったり料理系ネタ、

後半はPPAPネタでした。(I have a アンリの首!I have a ビクターフランケンシュタイン!んーっ!怪物くん!)微妙にスベって「微妙にスベってんじゃねーかよ!!笑ってんじゃねーよ!!」と怪物に八つ当たりするジャックwwひどいw

 

♪お前は怪物

そもそもベースの歌が上手いんだけどねちっこくいやらしーく歌ってみたり奇声あげてみたり自由自在。

そして何より下品!!ww

かっきージャックは上記のようなふざけた口調から突然殴る蹴るしたり、どすの利いた声で脅したり、そして性的暴行も激しい。

隙あらば股間を押し付けるジャック。色々凄かったけどこれ以上は文面に残すのはやめておこうww

(2/19追記)後ろからも前からも激しいんだけど、その前後の細かい動作も増やして来たりするし小西怪物も明らかにそれを受けた芝居するのでなんかもう。。公然わいせつ罪一歩手前だと思います笑

 

ジャックはけ、イゴールに一緒にステッキに乗る?と誘う。乗せてあげたり、乗せると見せかけて乗せなーいとかww

前楽は「乗る?」と聞かれて疑うイゴール。やっぱり乗せてくれなくてジャックの背後にぴったり張り付いてハケてましたww「やめて〜んセクハラ〜」とかどの口が言うんだお前ww

楽日は「イゴール!ご褒美にこれ(ステッキ)あげるからさー、一発芸やって」と無茶振り。頑張ってステップを踏んでみるも生暖かい拍手の反応に「俺よりスベってる〜」と満足そうにはけていきましたw

(2/19追記)福岡では「乗っていいよ♡」って言ったのにプイッと先に帰ってしまうイゴール。ジャックは「このボーリング頭!」と捨て台詞を吐いて行きましたw

 

1人ノートとともに残された怪物。

そっと開いて見てみる。(けど多分まだ字は読めないんじゃないかと、、)

真剣に見ているところをカトリーヌに話しかけられ驚く怪物。

「こん にち は」と話しかけ、やっぱりだめか…と思ったとき、同じように答える怪物。

その朝から言葉が出てくると言う怪物。

「こないだはありがとう、助けてくれて」と言うカトリーヌに対して、出ました名言。

「クマ、オイシイ!」

 胸のあたりを布で拭いてあげるカトリーヌ。

*和樹怪物ーくすぐったさに笑い声をあげる。きゃっきゃしてる。カトリーヌとは親子のよう。超ピュア。

*小西怪物ーくすぐったさからじゃれあいの楽しさに笑い声をあげる。笑い方が「いひひひ!ひひひ!」って変な笑いなんだけど可愛いw カトリーヌはお姉さん。

割と淡々としている小西怪物が「クマ!クマ、オイシイ!」の時だけは目を輝かせてすっごく嬉しそうで可愛い。すっごい可愛い。

(2/19追記)両手を前について前のめりで目を輝かせてカトリーヌの話をずっと聞くのほんとに可愛い。。福岡楽ではお姉さんというより対等な立場に見えました。

同じ高さで、目線を合わせて心を通わせる2人。この日はカトリーヌがよく泣いていたからかもしれない。

 

笑いあっているところから急に辛くなってしまうカトリーヌ。

怪物が不思議そうに心配そうに覗き込みます。

物語最後の地となる「北極」は、ここでカトリーヌから聞いた場所。

自由と平和の夢の場所として怪物の心にしっかりとインプットされたのね。

(2/19追記)2回目の「ほっきょく」を微笑んで大切そうに繰り返す怪物。。泣ける。

立ち上がって向かい合うところ、怪物は紛れもなく「人間」に見える。

小西怪物は「舞い飛ぶ鳥のように」でカトリーヌを抱きかかえ回る。

曲の最後、カトリーヌの腰に手を回して抱きつく怪物。

のちの回想シーンでエレンの腰に抱きつくビクターの構図と重なります。。

 

そこにエヴァたちが現れる。

♪人間のふり

カトリーヌを殴るエヴァに「やめろー!」と叫ぶ怪物。

人じゃないくせに人間のふりをして喋るなと2度目の焼きごて。

1度目(♪お前の怪物の時)には何か分からず、押し付けられて初めて驚き絶叫していた怪物だけど、もうその痛みを分かっているので近づけられてすでに嫌がっているのがリアルですごく辛い。。

引き離されるカトリーヌと怪物。

 

♪生きるということは

エヴァの手下たちに強姦され、ずたぼろになったカトリーヌ。

声を上げて笑い、段々と泣き声になってく。

そこにフェルナンドが現れ、この薬を怪物に飲ませれば自由にしてやると、薬を置いて去っていきます。

フェルナンドの姿が消えた瞬間、素早く薬の瓶に手を伸ばし微笑んで頬ずりするカトリーヌ。

日によって表現は違ったけど、、パワフルで疾走感のある歌唱!

激しく動く感情が溢れ出るような、そのまま気持ちが伝わる歌はキムの強みだね。

薬を入れた水を嬉しそうに受け取って飲み干す怪物。

容器を受け取るときにカトリーヌの手に触れ嬉しそうにしている姿が辛い。。

ラストにある高音2回が裏声なんだけどその瞬間声量が全くなくなってしまうのが本当に惜しい。怪物もかなりアレンジしてるんだから音変えてしまえば良かったのに。

 

闘技場

舞台は再び闘技場へ。

ダンサーの間をぐるぐる回って一緒に踊ってみるジャック(全然踊れてない)が地味にツボ。

初めは優勢だけど途中で力が入らなくなり追い詰められていく怪物。

その様子を見たジャックは何か裏があるなとどこかへ行ってしまう。(それまでは階段の外側にぶらーんとして次々にダンサーに気持ちよくしてもらってるお下品ぷり)

1度はチューバヤが勝利するも、ジャックがカトリーヌを連れてきて事態が変わる。

カトリーヌを見て嬉しそうな怪物に「こっちを見ないでバケモノ!あたしはただ生きたいだけ!あんたに与える慈悲なんて持ってない。だからそんな目で見ないで!」と突き放します。

フェルナンドに見捨てられ、慈悲を求めるカトリーヌにナイフを突きつけて「私が一番嫌いなものがそれよ慈悲。」、嘘つきは死ねばいいとそのままフェルナンドを刺し殺す。

チューバヤもそこで殺されてしまいます。瀕死で胸の筋肉をピクピクさせるチューバヤの首をステッキでひねってとどめを刺すジャック。

「1回こいつとやりたかったな〜」「筋肉ピクピクだいきょうきーん」「チューバヤくん、特技胸の筋肉をピクピクさせること」「お疲れ様でしたーん」とかここまた好き勝手なアドリブですww

そのままチューバヤを枕に寝っ転がるジャック。

そしてエヴァがじわじわとカトリーヌを切りつけたりするんだけどちょっとここは初見以降直視できず、、

楽日に初めて怪物がカトリーヌの悲鳴に反応して必死に手を伸ばしているのに気がつきました。。

裏切られてもなおカトリーヌを守りたい怪物。でも体は限界を超えていて動けません。

(2/19追記)やっと直視できたチューバヤとの闘い、腕を折られ脚を折られ首を折られるタイミングと位置が明確でした。。唯一動かせるのが片腕なのね。

カトリーヌの声が聞こえてそこにいるとわかった瞬間から肘下をトントン動かして反応して、ここにいるよって知らせてる。

でもカトリーヌに酷い言葉を浴びせられた瞬間、伸ばしていた手の動きがぴたっと止まってしまう。その手の静止だけで怪物のショックが感じられます。。

 

イゴールがカトリーヌを連れて行った後、ステッキをコンコン鳴らしてチューバヤとフェルナンドの死体を片付けさせるジャック。

血に濡れたナイフを指でなぞるエヴァ(オーラも表情もめっちゃ怖い。。)に「壊れちゃって返品もできねえよ」と声をかける。

「また次のを探せばいいさ、怪物はどこにだっているよ」とナイフを客席に向けながらつぶやくエヴァ。空気が凍る。

そしてその空気をジャックぶち壊して、けたたましく笑いながら2人ではけていく。

あのめぐさんが一瞬で凍らせた空気のぶち壊し方、めちゃくちゃ上手いなと思います。かっきーは舞台の見せ方が本当に上手い。

 

♪俺は怪物

*和樹怪物

この曲に関しては圧倒的に和樹怪物の方が印象深かった。感情を爆発させながらも「曲」として成立させていたところがすきでした。

「血は誰かの血!肉は誰かの肉!」の自らの体を構成するものに対しての苛立ち、やるせなさがビシビシ伝わってきた。

*小西怪物

小西怪物の口の歪みはこの曲からなくなります。個人的にはここでもう思考が完成しているのかなと感じた。

曲というよりセリフのような感じ。叫び。「昨日初めて見た夢」からの表現は小西怪物が好きだった。

もう胸が苦しすぎて。。「夢の続きを生きてみたい」の切なさがやばいです。消え入るようなラスト。

「心臓は今も生きろと激しく脈打つのに!」って歌詞は好きでした。

怪物の強く激しい鼓動が聞こえてくるような気がして。

望まない強さ、辛いだけで意味のない人生。それなのに心臓は自分の意思に関係なく生きるために強く激しく脈打っている。。

(2/19追記)この曲、まずはじめに出てくるのが真の孤独に突き落とされた哀しみと絶望、そしてこんな境遇で生きていかなくてはならない怪物を作り出した創造主への激しい怒り、憎しみ、恨み。

酷い目にあった場所でもあるけどカトリーヌと束の間幸せなときを過ごした場所でもある闘技場を燃やし尽くして、

初めてみた夢、人の温もりに包まれた一瞬の幸せへの渇望、一人ぼっちの哀しみ、どう生きていけばいいのかという絶望、またそこに戻ってくる。

 和樹怪物は、創造主への怒り恨みが強く印象に残ってる。立ち上がり怒りに燃えて火をかざす姿が。
一方、小西怪物は哀しみと絶望が強く。 子犬の鳴き声みたいな声をあげていてたまらなかった。。


エヴァの手下たちを追い払い、闘技場に火をつけ、その場を去る怪物。

その胸に人間への憎しみ、創造主への憎しみを抱いて。

おそらくこの後、実験日誌をしっかりと読み自分の生い立ちをはっきりと知ったのだと思います。

そして準備をしてから、ビクターの元へと現れた。

 

 

今日はここまで!

アドリブ解説が多くなってしまったww

1番色々思い、考えることがあるのはこの後〜ラストなのでまた長くなりそうだなぁ。

今週中には書き切りたい。