続きです。2幕前半。
なんとか最後まで書いたんですけど長すぎたので分割。。
時間が経ってしまったので前半以上にこの曲名はこれであってるのか?&歌詞やセリフはニュアンスです。
ほぼ確実な歌詞は「赤字カギカッコ」。
1幕はこちら↓
2幕。
M11 いにしえの恋歌
1幕と同様、少女のこの曲で幕開き。
でも手に持つのはブーゲンビリアの花、そして赤い封筒の入ったかごバッグ。
1幕ではポツリポツリと思い出すような歌い方だけど、今度は少女自身の言葉に聞こえるような表現です。
ここはすでにギリシャの離島、現代からずっと遡ったパオロたちの生きる場所。
M12 僕は郵便配達人
パオロは郵便屋さん。
比較的元気だけど、1幕の英二と比べると明らかに生命力が弱い印象を受ける。
どこか儚さも感じる人。
(役者ってそういうものだとは思いながらもやっぱりこの明確な違いを感じると素直に凄いな…と思う。
死の間際に弱る、とかはわりと演じやすいとは思うけど、本人にしては元気な時点での生命力の差もこうも分かるんですねぇ。。)
この曲、というか少女に対面している時のパオロの歌のお兄さん感が個人的に大好き。
優しく、(子供扱いするわけでなく)自然に目線を合わせて、語りかける。
パオロは子どもが好きなんだろうなぁ。
そして優しい優しい人なんだろうなぁ。
「これは母から娘へ 島を出ていく仲間へ」の歌い回しと愛おしそうな表情がとても好きだった。
この島の人間を愛してるんだろうなぁと感じる柔らかい歌声。
少女が自分のバッグから赤い封筒をそっと取り出し、「あのぉ…」「手紙かい?」「やっぱりいい。」「そう?」「うん。。」というやりとり。
「やっぱりいい」と言いながら手紙を隠す位置が柚花ちゃんとるなちゃんでは微妙に違っていた。
そんな様子を見たパオロはそれ以上追求することはなく、自分宛に届いたオレンジを少女にあげる。
(このオレンジが誰からパオロへ届いたのか、というのも少し気になる。
「喉が渇いたら食べなさい」という文面から親や兄姉あたりかなと思ったりもするんだけど、最期まで関わらないようだからそこまで頼れる間柄でもない?
深掘りしない方が良いところかもしれませんww)
曲調が変わって明るく軽快な感じに。
TDLのBGMとかCATSっぽいなぁと思ってました。
船が戻って来たようで汽笛が鳴り響く。「帰って来たか?」とつぶやくと同時に後ろで階段を登ってくるマルコ(初登場)。
見晴らしの良さそうな場所で島の景色を眺めて、嬉しそうにニコッと全開の笑顔を浮かべるマルコにまず1回目の胸キュンですよ。あ、死語?
後ろから「マルコ!」と声をかけ「ただいま!」「おかえり!」と軽く抱擁する2人。
仲の良さがよーく分かる。
「どうだった!?」という問いかけに荷物を運びながら「魚もオレンジもオーリブもみんな売れて金持ち気分さ!」と歌うマルコ。
この部分、あえて息を多く入れ音も少しブレさせる珍しい歌い方をしています。
(マリウスの♪燃える太陽の矢が胸に飛び込んだ〜を思い出す。)
「お前の薬、買って来てやったぞ。」と小瓶に入った薬をパオロに渡すマルコ。
「買って来てやった」というんだけど全然嫌味や押し付けがましさがないところ、好きです。
「早く医者に診てもらった方がいいぞ」「そんなお金ないよ」「俺がなんとかするよ」というやりとり。(後に繋がる)
ここでパオロが病気を患ってることが明らかに。
M13 マルコの恋(たぶん…)
ところで「俺宛の手紙は?」とパオロに問いかける。
マルコが期待していたのは街から一時的に島へ来ている政治家の娘、ソフィアの手紙。
ソフィアに恋するマルコは何度か手紙(と言ってもマルコは字がかけないので絵)を送っていたようです。
この恋に反対なパオロは、「彼女は良い子だと思うよ。でも彼女はこの島の人間じゃない、身分が違いすぎる。諦めろ、渡しても無駄だ。」と説得するもマルコは聞き入れない。
(ここ、1幕で英二が「美月は良い子ですよ。」とほぼ同じことを言っていて、かつそこでは恋を応援するようなスタンスなのと対比になっている。)
「分かってるけど、でも彼女に会いたい!海の上で描いた手紙を届けて欲しい。頼むよ。」とパオロにせがむマルコ。
あの少し甘えたような、絶対願いを聞いてくれると分かっている上目遣い。反則。
そしてちらつくエポニーヌに手紙を託すマリウス。
軽くため息をつきながら結局受け取ってくれたパオロにかける「ありがと!」のカジュアルさがたまらなく好きです。可愛いなぁもう。。
パオロが去った後のマルコの歌を別の場所でソフィアが歌い継いで、次に場面へ。
「ただあなたがいてくれたら」
家の扉の前の紗幕をカーテンのように開いて舞台転換。
ソフィアがマルコから送られて来た手紙を眺めているとパオロが配達に。
父親への手紙を受け取って少し残念そうなところに、パオロがマルコからの手紙を差し出すと戸惑いを見せるソフィア。
一度はなんとか断るんだけど結局耐えられず受け取ってしまう。
M14 本当の恋
言葉はないのに気持ちが伝わる あなたのことをもっと知りたい
「最近彼のことばっかり考えてる。…私本気で好きになってしまったのかしら!?」
父親が許してくれるはずないと分かっていながらも、どうしても諦められない
ってもう完全に好きじゃん。無理だよ諦めなよそれもう好きだよwwって心の中でツッコミを入れていると突如歌いながら家に入ってくる不法侵入のイケメン。マルコ。
「どんな時でもそばにいたい 君を想えば星が輝く
決して諦めることなど出来ない 本当の恋だから」
これまた抜群の声量と豊かな音色で歌い上げる。
「驚かせてごめん。どうしても会いたくて。」とか台詞がイケメンすぎるし、
「手紙、見てくれたんだ!」って絵だからなんだけど「読む」じゃなくて「見る」なところに字を読めないマルコを感じるし、
絵を褒められて「ありがとう!」と笑う顔が素敵だし、
「そうか、見つかるとまずいな…」と扉に手をかけつつ外を覗き込む姿が格好良いし。
この辺り格好良いが渋滞していて心が追いつきません。マルコ最強説。
「見せたいものがあるんだ!街では絶対に見られない、この島で1番綺麗な場所を見て欲しい。」とソフィアを誘う。
家をこっそり抜け出すことに戸惑うソフィアに、「大丈夫!笑」って少し強引に手を引いて家を出るマルコ。
(ここ、見せたいものがあると連れ出すところ、そして動線と行く場所も物理的に1幕と男女逆転しながら対比になっている。)
向かう途中に1人で先に進んでしまって、スカートで階段に手間取るソフィアに「ちょっと待って!」と声をかけられて、「ごめんごめん!」と慌てて戻ってくる姿もたまらん。
ある回では何かが階段にくっついてしまったらしく、「ちょっと待ってね!ちょっと待ってね!くっついちゃった…」ってあわあわしているソフィアも最高に可愛かったです。
目的地に着いて
この島で朝目が覚める、それだけで幸せ!と景色を眺めて微笑みながら歌うマルコ。
「ソフィアは?今幸せ?」と問いかけられたソフィアの返答は「分からない…」。
もうすぐ街に帰ることになっていると告げるソフィアに「この島が嫌い?」と尋ねるそのセンスが好きだよ…!!
両親はこの島が好きじゃないみたい、私が好きでも嫌いでも関係なく、思い通りにはならないから…と話すソフィアに、
「そんなのおかしい。君次第だよ。変わろうと思えば変われる、簡単なことだよ!」と諭すマルコ。完全にアラジン。
M15 愛すること
別名ポストマンのAMMA(行こうよどこまでも)。
これまたとってもキラキラした素敵な曲なんだよなぁ。大好きです。
デュエット部門で言えば1番好みの楽曲かも。
渡り階段の平部分にあぐらをかいたマルコと、1段下がった段差に腰掛けたソフィアが体を近づけている、あの構図がとても美しくて良かった。
冒頭の「今までの君は愛されてばかり」の「れ」の歌い回しが最高に好きなのと、「それが幸せと信じているけど本当の愛を知らずにいるんだ」直前の転調が大好物。
マルコの言葉に動かされ、
自分の親の言いなり、思うようにされる人生への疑問、あなたと一緒にいたいという強い想いを自覚するソフィア。
また1週間もしたら漁に出てしまうから、それまでにもう1度会おうと約束をし、別れる2人。と思うと、ソフィアが戻ってくる。
「マルコ!」と呼びかけられて「ん?」と振り向くマルコがこれまたツボです。
そっとマルコに抱きつくソフィア。(腕を下から回すソフィアに上から優しく抱き返すマルコという構図が良いんだこれが…!)
体を離して見つめあい、ゆっくり引き寄せられるように静かにキスをする。
その寸前の眉根を寄せた表情が忘れられないし、壊れ物に触れるような静かなキスがもはや完全にマリコゼ。
そしてソフィアが去って喜びが込み上げ、振り向いてM14の「どんなときもそばにいるよ!」を素晴らしい声量と幸せそうな笑顔で歌い上げるのです。
サイドからだとこの振り向くまでの喜びが溢れる表情の過程がしっかり見えてたまらなかった。
M16 潮騒
パオロの自宅にて。
辛そうに咳き込み、マルコが持ち帰ってくれた薬を飲んでぐったりと座り込むパオロ。
「聞きなれた潮騒 あと何度数えられるか もうすぐ旅立つ日が」など近く死期を感じさせる言葉がちらほらと。
「愛を捧げた人失ったあの日の僕のように辛い想いはあの2人だけにはさせたくない」とパオロが2人の恋を応援しない理由もここで歌われています。
他シーンでも度々あるけど、特にこの曲で、パオロが首から下げている小袋をギュっと掴んでいる姿が印象的。
おそらく亡き恋人との大切な思い出の品なのでしょう。。
そこに超ハイテンションで駆け込んでくるマルコ。
「俺決めた!彼女と結婚する!プロポーズする!彼女も同じ気持ちなんだ!」とまくし立てるマルコをいなすパオロだけど、
「親の人生じゃない彼女の人生だ。ソフィアが決めていいはずだ。そう思うだろ?」という問いかけには即答できない。
「アンナのこと忘れてないよな?」と話し始めるパオロに、「もちろん。」と落ち着いて話を聞く体制になるマルコ。真剣な目。
(初日から何公演かはここお互いに腰掛けてのやり取りでしたが、途中から立ったままでの芝居に。客席から見えにくいとの声に答えての演出変更かなと勝手に推測。)
ここでついにパオロの過去がはっきりと語られる。
今のマルコのように、かつてパオロと身分違いの恋に落ちたアンナは家族を裏切って島に残り、結局貧乏な暮らしの中満足に医者に診せることもできず早くに死んでしまった。
愛した人を散々貧乏させて死なせてしまったことを後悔し、自分の二の舞にはなってほしくないと強く思っているのが、パオロが反対する理由。
マルコはアンナの死はパオロのせいじゃないし、2人で一緒に生きたアンナは凄く幸せそうだったよ。と伝えるけど彼の心には届かない。
(ここの切なさと優しさの入り混じった表情がたまらない!)
それでも反対するパオロに、「分かった。もうお前には相談しない。」と静かに出ていくマルコ。
反対されたからって辞めるような男じゃないよねマルコは。。
M17 マルコの決心
プロポーズのために何かしたい!でもどうしよう〜指輪なんて買えないしって、椅子にうにょーんって伸びたりして悩んだ結果、
絵を贈ろう。でも紙じゃ足りない…もっと大きなキャンバスがいる…
そんなとき教会の鐘が鳴り、そうだ教会の壁に描こう!と思いつくマルコ。
はしゃいで飛び上がり笑いながら走り去っていく姿はまるで機敏でハイなカジモドです。可愛い。
後半でM8なんだろうこの気持ちはのメロディーが使われています。
M18 離れている時間
マルコとソフィア、離れた場所で、夜空を見上げ互いに想いを馳せる2人。
2幕で3曲目のデュエット、それも基本ソロパート×2+デュエットの構成ですが、よくこんなに全然違う素敵な曲作れるなぁ!
ゆったりとした横に揺れるような3拍子。愛に満ちた、美しく柔らかな曲。
「愛されて愛したいそれが2人の答えだ(/よ)」
曲のラスト、マルコは教会の壁に筆を向け、紗幕の後ろでソフィアがポーズを取る、
これだけでまるで完成した絵が浮かび上がってくるような演出。お見事です。
教会の壁に絵を描くマルコの元にパオロが訪れる。
「島のみんなが噂してる、この絵のことや君たちのことも。」眞「知ってる。」「彼女の両親は良く思ってないよ。」眞「彼女は喜んでくれる。」「彼女を苦しめるだけだぞ。」眞「…」
と忠告を全く聞き入れないマルコにそっとため息をついて、オレンジを1個置いて立ち去るパオロ。
もちろん意地悪をしたいわけじゃなくただただ心配して忠告をしにきた
(かつ2人の想いが成就して幸せになる可能性よりも重く辛い自分の経験から絶対に反対する決心を固めている)
のをマルコも分かってるから、立ち去った後オレンジに目をやってふっと微笑むんですよね。
ここ個人的にとてもキツイなあ…と思うシーンです。
客観的に見れば、その選択が自分たちの首を締めることは明らかで、
想いだけで人目を気にせず突き進むことは決して賢いとは言えない。むしろ不幸を招く。
マルコはとても良いやつで、まっすぐで思いやりがあって優しくて情熱的。
でも同時に計算して動いたり状況を読んで賢く立ち回るといったことが出来ない。
(それを教育を受けていない育ちと結びつけて良いのかは難しいけど。)
恋に目がくらんでいるというのもあるんだろうけど、やはりここはマルコのある意味での愚かさが状況を悪くしてしまったことに間違いない。
上手で絵を描き続けるパオロ、
下手で焦ったように身支度をするソフィア、 そこに呼ばれたパオロが「こんな夜中にどうしたんですか?」とやってくる。
今すぐにマルコに手紙を届けて欲しい、本当は自分がすぐにでも行きたいけど無理なの…と頼むソフィア。
「でもマルコは字が読めないんですよ!?」と返すパオロの言葉で初めてマルコが字が読めないことがソフィア(と客席)に知られます。
ここで、だから送られた手紙は絵だけだったのかとか、プロポーズのために用意するのが絵なのかとか。あとはこの後の展開が読めますよね。。
それならあなたが読んで聞かせて!と頼まれてその場で手紙に目を通すパオロ。
端的に言えば、駆け落ちしましょう迎えに来て。という内容で僕には出来ません、家族を裏切ってはいけません!と断るも、意思の固いソフィア。
パオロは、かつての自分と恋人アンナのことを話し、「気持ちだけではどうにもならないこともあるんです。」と説得する。
M19 回顧(たぶん…)
彼を愛してる!と訴えかけるソフィアの目にアンナを重ねるパオロ。
同じ過ちを繰り返してはいけない…とつぶやきながらも手紙を受け取ります。
(こうしてソフィアが親を裏切ってでもすぐに動かなくては!となったのは、
おそらくマルコの教会の絵がきっかけで親が早く街へ戻る決意を固めてしまったんだろうと予測がつきますよね…
自分の首を絞め、ソフィアをも苦しめる、まさにパオロの懸念した通りになってしまった。
結局手紙を受け取ったパオロはその時点でもう心を決めていたんじゃないかなと私は思います。)
一方、あと少しで完成!顔を描くだけというところまできたマルコは、
突然上手く描けなくなってしまう、笑顔が描きたいのになぜか泣いているように見える。
そのとき下手ではソフィアが悲しそうな、泣きそうな顔をしています。
汽笛が鳴り響き、「珍しいな、客船が来た…」と怪訝な様子でつぶやくと、そこへ手紙を持って戻ってくるパオロ。
「ソフィアから手紙を預かって来た、読んでいいか?」「頼む。」というやりとりに今までもマルコに来た手紙はパオロが読んでいたんだなって。ね。。
この、お互い腰掛けながらパオロの方に身を寄せる角度が完璧で、絵画!もう絵画!
階段上でソフィアが本当の手紙の内容を歌う。
あなたのことを本当に愛している。
永遠の愛を誓えるなら今すぐ迎えに来て。
そしてパオロが読み上げた手紙は、
「あなたに別れを告げないといけないことを許してください。
本当に愛してくれるなら私のことを忘れてください。
私には街に親が決めた婚約者がいます。さようなら。(超大意)」という嘘。
1文目で「え?」とぽかんとして、その先を聞いて嘘だろ!と動揺するマルコ。
思わず手紙を奪い取って文字を見るけど当然読めなくて、パオロが嘘だと言ってくれないのを見て、「ソフィア!」と叫んで海へ向かって走っていく。
ここの叫びがあの海宝くんの必殺悲鳴混じり(名前がダサい)で聞いている心に突き刺さります。
M20 すれ違い(たぶん…)
マルコ「なぜ行くんだ!ソフィアッ!待ってくれ。」
ソフィア「そばにいたい。待ってるわ。」
とお互いへの想いが掛け合いになりながらも物理的に大きくすれ違い続けてしまう2人。
そんな2人の中、神様私のしたことを許してください、2人のためなんだ…と苦しげに歌うパオロの3重唱。
何度か挟まるマルコの「ソフィア!」という必死の叫びが辛い。(エコーの効き方も絶妙。。)
海辺で出発してしまった客船を呆然と見送るマルコ、後ろで辛そうに見つめるパオロ。
さらに追いかけようと走り出すマルコを「マルコ行くな!」と止める姿は完全に自暴自棄になったマリウスを止めるアンジョ。
2度ほど体当たりを止めた後に、手紙をぐっと差し出すパオロ、それを見て現実を突きつけられたマルコは1度受け取り、思いっきり地面に叩きつけ、そのままフラフラと地面に座り込んでしまう。
「これで良かったんだ。所詮彼女は街の人間だ。」
「彼女は違うと思ったんだ!一緒に生きてくれる人だと思った。」と手で地面を殴りつけるように想いを溢れさせるマルコ。
「夢だよ夢!彼女もすぐに忘れる。お前も忘れろ…」と声をかけて苦しそうに立ち去るパオロ。
M21 マルコの失意
「消えてしまった泡のように」とその手を強く握りしめ、一瞬掴んだ幸せを溢れ落とすまいとするように細く小さく絞り出すような哀しみと絶望の歌唱。
途中(たぶん束の間に見た〜)から立ち上がり歌い上げて行くけど、
1度目の、忘れはしな「い」で繊細なオクターブ上げのファルセット…!
(聴いている分には見事にマルコの想いがのって劇場中を飲み込むような美しく哀しい曲なんですけど、
自分で音取りしようとしてみてもあれ?って分からなくなっちゃう地味に難しい曲だと思います。。他の曲はわりと音の感覚が掴めるんですけどこの曲はよく分からない…)
2回目以降の観劇はこの後に彼の身に起きることもわかった上で観るので余計に辛いです。
「束の間に見た夢だとしても」の歌詞とか全体的な雰囲気とか、フランケンシュタインの♪俺は怪物 のラストを彷彿とさせました。
海宝アンリ&怪物観たいよう。。
個人的に海宝くんのこういう哀しみや絶望の表現がとても好きで、
(というかそもそも哀しみや辛さの表現が絶妙な役者さんが好き。)
ポストマンにおいてはこの「マルコの失意」が絶品だなぁと思う。
エスメを失ったカジモドとか、エポを腕の中で失くしたマリウスとか大好きなんだけど、あそこで1曲表現されるようなことはないので、今回その表現を思いっきり味わいたいという欲求が満たされました。最高。
********************
と、半端ですがここで1区切り。
相変わらず長いなぁ。。すみません2幕後半も同じレベルで長いです。。