No day but today

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2017レミゼを語る ⑤みりんぼしマリウス

ついにきましたマリウスの回!!

私が今期レミゼのチケットを確保したのは、

ただただ海宝マリウスをたくさん観たい、それだけの動機でした。9割くらいは。

結果、7海宝、1みりんぼし。

 

全体的に今期レミゼはとても満足度が高く、(私比で)通ってよかったなーと思っています。

各キャストがどれだけ素敵だったかはこれまで散々語った。

ついにマリウスを語るとき!!

 

当初海宝マリウスのみの予定でしたが、他キャストも気になっていたところにお誘いをいただき、めでたくみりマリを観る機会を得ました。

いやーこれが良かった。

みりマリという新たなアプローチ自体も新鮮で面白かったし、他の人を観ることで海マリが描こうとしているものがより明確に感じられた。

 

この記事ではみりんぼしマリウスはこんなだったよ〜を記録として残したあと、

海宝マリウスのどこが好きだったかをひたすらに語っていきたいと思います☺︎

⬇︎

の予定だったのに、思いの外みりマリの話が伸びてしまったのでこれで1記事区切ります。笑

 

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内藤大希マリウス 通称みりマリの話

意外にも(?)私が今期1番泣いたのがこの唯一のみりマリの回でした。

それは多分、みりマリがとても素直で共感力の高いマリウスだったからではないかなと思っている。

ヤンバル彩花コゼでただでさえ目が潤むところに、みりマリは彩花コゼの悲しみに触れて、共感して一緒に悲しむのです。

なんだかその姿が余計に泣けたのよね。。残された小さな2人の存在がよりくっきりと浮かび上がって。

でもこの2人なら一緒に悲しみの底まで沈んで、そのあとはきっと支えあいながら前を向いてゆっくりと進んでいくんだろうと思いました。

支え合うからこそ、それぞれの小さく弱い光を絶やさずに、少しずつ大きくして歩んでいけるだろうと感じるカップル。

この作品の中でマリコゼを恵まれた者、満たされた者と決して感じなかったのもこの回の特徴でした。

 

 

さてみりマリ。全体的に不思議な魅力のあるマリウスでした。

若く未熟で考えが浅い。純粋で、目の前のことしか見られず、だいぶ抜けている。

でもその邪気のないまっすぐさは不思議と魅力的なんだよなぁ。

 

abcでも学生たちの中にすんなり混ざっている。

あの中でさほど目立つ特別な存在ではなく、弟ポジで可愛がられている学生の一員という感じ。

浮かれてるのをいじられてる様子とか、グランとのやりあいとか、気を許した仲間とのなんてことないひとときなんだなと。

アンジョもみりマリに目をかけてはいるけど、特別戦いにおいて参謀として頼りにするタイプじゃないというか。 そもそもそういうポジの学生は設定上存在するもんね。

りすくんに「さあ壇上へ〜!」と笑いながら促された階段の上で♪レーッド と真剣に歌い出すのもなんとも微笑ましい。

アンジョに銃を渡されてからも、軽く目はやるものの、主にアンジョの言葉を聞いていて、(そうだ、僕らはやるんだ!)と少し微笑みさえ浮かべてアンジョの手を取りに行く。

やはり考えが浅いというかその手を取って戦うのがどういうことか理解していない感じがある。

民衆の歌のときも、なんだかひょこひょこしていたり頻繁に拳を突き上げたり、テンション上がってるしやる気はあるけどあまり頼りになる気がしない感じがすごいww

でも、あの盛り上がりって一部の学生を除いては勢いでうぇーい!!みたいな若さで突っ走ったところなくはなかったと思うので妥当なのかもしれないなと。

 

プリュメ街前後もエポが超蚊帳の外。 マリウス1人ものすごく興奮してテンション上がっているのが分かる。

ラップ調との噂は聞いていたけど、本当に「僕は飛ぶヒョォ!⤴︎虹の空へ〜」でした。ちょっと吹き出した笑

かと思えばいざコゼットを前にすると緊張がひどく、石を投げてからの身なり整え方が激しい。

ズボンの汚れ払ってる状態で出てきたコゼと目があってそのポーズでフリーズ。

お辞儀のへったくそさもみりマリのガッチガチな感じが伝わってくるし、コゼットが応えてくれたことにもう嬉しくて嬉しくて仕方ないのね。。

信じられないというように口に手を当てて、でも笑みがこぼれます。

スマートさは欠片もないけど、あの余裕のない全力さに思わず客席でキュンとした。

OneDayのときも、もうコゼ8割革命2割くらいで頭いっぱいなのにわざわざエポのとこ来るの可哀想でしかない。 むしろエポの存在見えているのだろうかみりマリ。

2幕頭のやりとりも「好きなのあたしを」と笑うエポの声をまったく聞いていなくて、(そうだ!良かったエポニーヌに頼もう!)ってごそごそ手紙出してるんじゃないよ!!

マリウスは同じことしてるはずなのにエポの不憫度が全然違うぞ。。

松原エポ相手だったからかもしれないけど、なんかこう友人とすら見てない感じがあるんだよなみりマリは。

 

恵みの雨前、完全に自ら外を覗き込んでいて、(伏せろって言われてるのに!)

エポが突き飛ばさなければ間違いなく撃たれて死んでいたと思う。

あのみりマリのぼんやり具合から、エポがとっさに突き飛ばして代わりに自分が撃たれる、という図がより絵として自然というか。運命で決まっていたかのような構図に。

松原エポがお姉さん度強いので余計にマリウスを守ろうとするあの行動に説得力があります。

どうしようどうしようと慌てて人を呼ぼうとするみりマリをかなりの力で止める松原エポ。 

亡くなった後はエポのコートの前をきつく引っ張って巻きつけ、怪我を見せないようにするみりマリ。

泣き崩れることはないけど呆然とした様子で目が見開かれている。

手で口元を押さえているんだけど、このポーズプリュメ街でコゼットと想いが通じた時もやっているんですよね。。

菊地グランが歩いてきて立ち上がらせ、椅子に座らせてくれていた。酒瓶を差し出したり、腕をさすったり。

共に飲もうでは割としっかりしていて、飲み物をくれた女性に微笑みも返すし、飲み物も口にしている。

周りの声も聞こえていて、グランの「死など無駄じゃないのか」という言葉に驚くような戸惑うような反応を見せていた。(と記憶しているけど細部が曖昧)

(♪ここにいても同じだ は譜面通りの歌唱でした。)

ガブが撃たれた時もしっかり反応しているし、投げ込まれるバックも受け取ろうと手を伸ばしたりしている。

最後の戦いでも戦う意思はあり、隙間から敵に石を投げたりしています。で、撃たれる。

 

エブリデイ、すごく落ち込んではいるもののコゼットの声は聞こえている。

コゼットは言葉と体温でマリウスが感情を吐き出せるように、中に向かっていたものを外に出せるように誘導している感じ。

みりマリは、バリケードの一件で膜に覆われてしまったような印象でした。

見えるし聞こえるけど、そこに確実に何か隔てているものがあって、コゼットがそれを破って外に出してくれた。そんな風に感じました。

感情が戻ってきたみりんぼしマリウス、バルジャンの告白に対してもとてもピュアで、本気でどうしたらあなたを救えるんですか!?と問いかける姿が印象的だし、

バルジャンの言葉を遂行するのが彼のためだと思って了承し去っていくのがはっきりと分かる。

戦いの間はあまり感じませんでしたが、結婚式では不思議と育ちの良さを感じさせるマリウスでした。

これ!と言ったポイントはないんだけど身のこなしとか、テナにお金払う様子だったりとかで。

 

そしてラスト予想外に泣かされたのは前述の通りです。

ある意味とても「現代の若者っぽさ」があったマリウスだなと思います。

でもそれがあの世界にそぐわないということではなくて。

海宝マリウスで今期の私的マリウス像が固まりかけていたこともあって、あまりの印象の違いに驚きました。

 

今期レミゼは終わりのつもりだったんですが、急遽大阪楽観劇が決まったのでもう1度みりマリが観られそうです。楽しみ。  

東京楽から2ヶ月くらい空くし、みりマリ2回目はもうちょっと内面的な深いところまで踏み込んで理解できたら良いなぁと思ってます。

そのときには追記するかも。